【業務店様専用】 シャンパーニュ・オーギュスタン キュヴェ・エール NV (SO2 無添加)

ピノ・ノワール 50%、シャルドネ 50%。樹齢は 35 年~70 年。ピノ・ノワールは粘土・シルト土壌(粒子の大きさが砂よりも細かく粘土よりも粗い土壌)から、そしてシャルドネは粘土・石灰質土壌から。ビオディナミ農法で収穫されたブドウをすぐにプレス機に入れ、搾汁をディナミザーに通します。【キュヴェ】と呼ばれる一番搾りのみ使用します。タンクに果汁を入れ浮遊物を沈殿させてから上澄みをとり(テブルバージュ)、アルコール発酵を行います。甕、樽で 11 ヶ月の熟成を澱と共に行います。マダガスカル産の有機砂糖と自家培養した酵母を原酒に加え瓶詰します。瓶内二次発酵は 72 ヶ月間地下カーヴで行い、澱抜き後のドサージュは行わない(ノン・ドゼ)。

AIR(空気、大気)の名の通り、開けてすぐにはその全貌は見えてこない。時間と共に繊細で慈悲深く、淡く高貴な香りが漂い始める。口中に含むと凛とした口当たりとシャープさがあり気品に満ちている。一切の雑味を感じないクリーンなお出汁を飲んでいるかのよう。神楽坂石かわの料理、おせち料理、ウナギの白焼き、秋田のじゅんさい、生もずく、寄せ豆腐など。10~11 度の冷やしすぎない温度でサーヴしてほしい。

◆試飲ノート(井黒卓)
【外観・香り】シャンパンゴールドな色合いにふわっと立ち上がるノーズ。フラワリーでアロマティックな第一印象。焼きリンゴ、シナモン、カラメル、焦がしバターなど甘くて香ばしい風味に加え、清涼感のある爽やかな和柑橘のゼストの風味もある。
【味わい】エアリーなアタックでスレンダーなボディ。最も軽やかでいて上品。オーギュスタン特有のキメ細かなムースも健在。ビビットな酸味が作り出すメリハリのあるうっとりとするようなプロポーション。フィニッシュには果実味の甘みを伴った風味に加えて鼻に抜ける焦がしカラメルの余韻がたまらない。
【結論】アシッドフリーク(酸味大好き)である井⿊が最もお気に入りのキュヴェがエール。ピンと貼った背筋のように高いテンションを作り出す酸味は人によっては酸っぱいと感じてしまうかも。生き生きとした味わいとクレッシェンドのように強くなる余韻は必飲。玄人向きのシャンパーニュ。
【料理】海の幸。酸味のあるシャンパーニュだからこそ甲殻類と合わせてほしい。エビやカニ特有の甘みを酸味が引き出してくれます。他にも水タコやイカを煎り酒で(日本酒に梅酢とかつお節・昆布のだしを合わせた調味料)。白身のお魚でも脂質の少ないエンガワのポン酢やアジの刺身、鱧の梅肉など、旬の魚を合わせたい。


生産者
シャンパーニュ・オーギュスタン
(Champagne Augustin)
ワイン名
キュヴェ・エール
(Cuvee Air)
タイプ/容量
スパークリング・白ワイン・辛口/750ml
(Sparkling/White/Dry/750ml)
生産地
フランス/シャンパーニュ
(France/Champagne)
ブドウ品種
ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%
(Pinot Noir 50%,Chardonnay 50%)
参考小売価格
オープン
JANコード
3770018597096